本サイトは営業職に向けて書いているので、内勤の方には難しい部分もあるが、おおまかな流れを説明していく。
恐れるものは何もない
まず、転職をしようと決意した原因は何だろうか。仕事の内容、休日の少なさ、拘束時間の長さ、人間関係などがあるが、それらが改善する見込みがないと思うから、転職しようと決意したのだ。
だとしたら、もう現職の会社にしがみつく必要はない。嫌な上司に媚びる必要もなくなったのだ。成果だって、あげなくてもいい。どうせやめるのだから。そうなった労働者は無敵だ。この状態になったら、転職活動に全力を尽くそう。現職は卒業するのだ。
外回りで転職活動
営業マンであれば、外回りの途中で転職エージェントに会いにいくことができる。内勤の人は、病院に行くとか家庭の事情とか、役所に行くとかで半休を取り、エージェントに面会しよう。有給申請も、もうビビる必要はないのだ。ボーナス査定も、もはや関係ない。前項でも述べたように、もはや恐れることは何もない。適当にごまかしてしまえばいい。なぜなら正社員は簡単に解雇できないのが日本の法律だからだ。もう転職を決意した時点であなたの心は現職から離れているのだから、それに逆らわずに突き進めばいい!
自分の経験からも、僕は最初にリクルートエージェントの門を叩くことをお勧めする。業界最大手、最多の求人数というのは伊達じゃない。まずはリクルートエージェントに行ってから、他のエージェントも比較検討してみてほしい。
基本は転職先が決まってから
とはいえ、ブラック企業に勤めている場合、貯蓄も少なく、すぐに辞めて無職にはなれないという問題もある。これは仕方のないことだ。失業保険も、自己都合退職の場合3ヶ月後からの支給で、あてにならない。だからこそ、次の職場が決まった状態で現職をやめることをお勧めする。
そのためには、早め早めの転職活動が必要だ。エージェントに登録し、面談・相談することは無料だ。また、求人情報は常に入れ替わっている。新着求人のタイミングでエージェントに登録していることが重要だから、やはり早めにエージェントに会いに行くことを僕は自分の体験から、強く勧める。
やめる意志を示す
転職活動が佳境に入り、内定が出たら、いよいよ退職の交渉を始める。まずは退職の意を直属の上長に伝える。課長か、部長か、直属の上長だ。当然、「なぜなのか」と聞かれるので事前に理由を用意しておこう。
僕の経験から、注意をしておくと、自分自身以外の原因は、丸め込まれてしまうことがあるということだ。例えば、
- 祖父母が介護が必要で田舎に帰る
- 田舎の家業を継ぐ
とかである。この類の退職理由は「キミがやる必要なくね?お金送ればいいじゃん」とか「廃業すればいいじゃん」とか簡単に言ってくるし、それをハネ返しにくいのだ。
僕がお勧めするのは、「社長の方針がキライ」ということだ。社長が表に出てこない会社なら、陣頭指揮を執っている一番偉い人のことでいい。要するに大将がキライだと言ってしまえば、もう止めることはできないのだ。大将がいちいち、一兵士の要望に応えることはない。
キライになる理由は、転職を考えているならいくらでも思いつくだろう。労働条件やお金ではなく、大将の思想・振る舞い、つまり人間的な部分がイヤだと言ってしまえばそれ以上、説得の余地はない。あとは、退職に向けて顧客の引き継ぎスケジュールを立てたり、有給休暇の消化の交渉に入っていく。ここからが転職の後半戦だ。
続き:慰留との向き合い方
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