文系MARCHは偏差値でいうと60〜65ほど、上位15%の位置にある。いわゆる「中の上」の人で形成されている層だ。
※体育会系の推薦組、内部進学組は除く。
文系MARCHのポテンシャル
僕が文系MARCHでポテンシャルがあると思う人はこの2パターン。
- 一般受験で入学した人
- 学校の推薦で入学した人
言い換えると、
- 中の上の知能がある
- 努力ができ、真面目な性格
という特徴を持つ人だ。
受験勉強は努力の継続が必要だし、ある程度の地アタマ(ハードウェア)がないと積み上がらない。MARCHに合格できるということは、努力を継続できる忍耐力と勤勉さを持ち、かつ平均以上の地アタマ(ハードウェア)をもっているという事になる。僕がMARCH生に着目しているのは、この勤勉さと地アタマの部分だ。これは幼い頃からちゃんとした教育を受けてきた成果だ。中学・高校の内申点も高い人が多い。学業をちゃんとやってきた、マジメな生徒だったはずだ。こういうちゃんとした下地があるから、文系MARCHは成果が出やすいと考える。
邪魔なプライドがない
MARCHには強い学歴意識はない。僕もそうだが、私立文系の学生はほとんどが早慶も受験する。記念受験かもしれないが挑戦し、早慶に不合格となり、結果として滑り止めのMARCHに入学する。そのため自分が優秀であるという思い込みはここで打ち砕かれる。自分は特別に優秀ではないと自覚する。しかしそこまで悲観する必要もない。ちゃんとMARCHで滑り止まっているからだ。
本人は第一志望ではないから劣等感を持つが私立大学の一般受験など、やり直したら半分は入れ替わると言われている。出題される問題との相性でボーダーライン近辺は紙一重だ。早稲田の下位学部とMARCHの上位学部の地アタマは大きく変わらない(さすがに政経・法は別格)。
地アタマというハードウェアに関しては、とりたてて優秀ではないが中の上なのが文系MARCHだ。逆に早慶の人は学歴的に天狗になってしまうと、新卒で入った会社で、下っ端の扱いを受けると強く反発したり、プライドが傷ついてしまうことがある。MARCHはそういうこじらせている人は少ない。企業側からしたらリスクが少ない。
ちなみに旧帝大や早慶の上位学部には「上の上」の地アタマを持つ人が集う。そういう人はサラリーマンが向いていないこともある。そういう人が起業をしている。
まとめ:文系MARCHの特徴
文系MARCHにはこの3点の特徴がある。
- 忍耐力と常識がある
- 継続的な努力ができる
- 学歴で天狗になっていない
わざわざこんな記事を書いたのは、社会経験が少ない高校生や現役MARCH生(就活生)に、社会でのMARCHの見られ方・立ち位置・実態を知らせるためだ。学校という狭い世界の中だけだと、学歴(偏差値)以外で評価されていることに気付けない。社会という大きな世界で見てみると、文系MARCHにはプラスの面がたくさんあることに気づく。
- 地アタマが良い
- 常識がある
- 変なプライドがない
なんとも、良い人材ではないか?ただし!早慶という上位互換と、大企業という土俵で戦うと負けるということは忘れてはならない。天狗になってはいけないが、卑屈になる必要はなく自信を持っていい。
参考記事:文系MARCHの需要とは
参考記事:文系MARCHはソルジャー不可避?
コメント
旧帝と早慶上位には大分開きがありますよ。旧帝大をはじめとする国公立大には天才がいますが、残念ながら早慶にはいません。早慶マーチは良い大学とは思うのですが、知性を感じないんですよね。一東大卒より。
コメントありがとうございます。仰る通り、旧帝大と早慶で1グループにしてはいけないですよね。旧帝大の方は官庁や超大企業の財務などコア部分にも進めますが、早慶上位でも表層止まりですよね。早慶下位とマーチはさらにランクが下がる体感です。