エージェント利用の注意点

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知識習得

転職エージェントは心強い味方であることは間違いない。しかしながら、彼らもエージェントを仕事としてやっている。僕の体験談もふまえ、転職の相棒となるエージェントを探しに行こう。

転職エージェントの仕組み

転職エージェントは、企業が求める転職者を紹介し、その仲介手数料で成り立っている。成功報酬型であることが、転職サイト(月額制)と違う点だ。

仲介手数料は、おおまかに、転職を決めた人の年収の約3分の1が報酬として支払われるという。ということは、年収が高い案件を決めた方がエージェントとしては成績になる。まずは、彼らも営業マン的な性質を持っているということを知っておこう。

求職者は商品

彼らにとって、求職者は商品だ。そのため、商品の価値を上げていく手伝いをする。具体的には、履歴書や職務経歴書の添削や、面接対策だ。僕は、前職でたくさん工夫して成果を上げたことを一生懸命書いたが、「一生懸命すぎて逆に小人物に見えるよ」と添削してもらったこともある。こういうやりとりを通して、商品である求職者を仕上げていくのも、彼らの仕事だ。

彼らも、顧客であるクライアント企業に対しては信義がある。それは、良質な求職者を紹介することだ。微妙な人材ばかり紹介されたら、クライアント企業は失望して、そのエージェントに斡旋をお願いしなくなってしまう。その信頼関係を崩さないように配慮しながら、彼らは斡旋を行なっている。

ただ、このページに辿り着いたあなたは、文系MARCHだろうから、エージェントが求める水準の人材である可能性は高い。少なくとも足切りはないだろう。多少、至らない点があってもエージェントからの手助けを受けたら、高い確率で仕上がると思われる。

注意すべきエージェント

僕の体験から、気をつけるべきエージェントの特徴を紹介する。

まずは、自分の都合優先の求人を紹介してくるエージェントだ。具体的には、求職者の意向をあまり聞かずに、成約報酬が高そうな案件を勧めてくることだ。僕は明確に化学メーカー志望とアンケートに答えたのにも関わらず、クレジットカード、生命保険、MR(製薬会社の営業)などをゴリ推ししてきたエージェントもいた。面談の中で「自分はこういうハードそうな営業はもうやりたくないんですが…」と説明しても、なぜか折れない。押せばこちらが折れるとでも思っているのだろうか。離職率が高いこれらの求人は、営業マンを使い捨てすることを前提にしているような会社なので、受ける必要すらない。

こういう事態は、転職エージェントの会社自体の問題ではなく、エージェント個人の考え方の問題だ。彼らも営業マンなのだと述べたが、それに一生懸命になりすぎているエージェントはこのような行動をとる。もしくは、まだ新米のエージェントも余裕がないのか、このような特徴があった。そんなエージェントを僕に当てるなよ、というのが本音だが、仕方がない。このようなエージェントもいるのだと知っておけば問題ない。

良いエージェント

良いエージェントは、前項の逆だ。求職者の希望に沿った業界・条件をしっかり提案してくれる。一応、クレカや生命保険もありますけどと提示してくるが、断ればそれ以上のゴリ推しはない。

当たり前の対応だが、僕は4人のエージェントに会って、1人しか、マトモなエージェントに会えなかった。残りの3人は、自分の都合を一生懸命に押し付けてきていた。そんなエージェントは信頼できるはずがない。結局彼らも営業マンなのだ。

このような事もあるので、エージェントは1社だけでなく、複数を比較することが大切だ。会社、というよりもエージェント個人の裁量が大きいので、最初に会ったエージェントがダメでも、あきらめずに良いエージェントを探し続けよう。何度も使える手ではないが、担当者のチェンジをお願いする事もできる。そのための窓口が用意されている。エージェントガチャは確実にあるので、良いエージェントと出会うためにも、早めに登録をしておく事をおすすめする。

僕の経験だが、やはりまずは案件数が業界でも最も多いといわれるリクルートエージェントをおすすめする。そこから他エージェントも検討してみて、比較検討すれば、どのエージェントが自分に最も合っているかわかる。

続き:履歴書・職務経歴書のアドバイス

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