ゴルフ上達はオイシい

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知識習得
「ゴルフ」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか。
太ったオッサンがドライバーをポコーンと打って、これまたオジサンたちが「ナイッショー!」と褒め称える、そんなイメージではないだろうか。また、金がかかる遊び、オジサンの遊び、お付き合い、接待、そんなイメージではないだろうか。
また、服装やマナーなどにウルサく厳しい、窮屈な敷居の高いもの。
なんだか、20代の若者には手が出しにくいイメージだろう。
それは、半分は当たっているが、半分は思い込みだ。この記事では、26歳でゴルフを始めた僕が、3年間イヤイヤやった後に目覚めて、そこからはすごいオイシい思いをした経緯を少し語る。

悪いイメージについて

オッサンまみれでは?

まず、オッサンまみれというイメージ。
これはバブル期のイメージが強すぎるからだ。実際、ゴルフをやっている層というのはバブル期に若者だった人達だ。そして年々、ゴルファーの数は減っているという。だから、若年層はゴルフ場には少ないので確かにオッサンが主流なのは否定しない。ただし、ゴルフ場にいるオッサンは経済的に余裕がある、比較的アッパークラスのオッサンたちである。ちゃんと定職についていて、マナーも守れるいいオッサン達。そのため、邪悪で卑しいオッサンは少ない。また後述するが、ゴルフに一生懸命に取り組んでいるオッサンというのは努力ができて勉強熱心でマジメなオッサンが多い。良い言い方をすれば「紳士」が集う。
まとめると、「良いオッサン」がたくさんいる。

服装・マナーとルール

次に、服装やマナーについて。確かに一定のルールは存在する。しかし、サラリーマンであれば仕事で着ているワイシャツをノーネクタイで着て、スーツのジャケットを羽織って、チノパンを履けばよい。靴も、仕事で使う黒の革靴で良い。過度にラフな格好がダメなだけだ。
マナーとルールは、少し覚える必要があるが、基本は「相手を気遣う」ができていれば問題はない。例えばマナーについては、他のプレイヤーが構えに入ったら静かにするとか、他人のパッティングのラインを踏まないとか、自分がされたらやだな、ということをいくつか憶えるだけでまずは十分だ。
ルールについても、会社の内輪でやる程度なら結構適当でよい。競技ゴルフの道に進むのならルール修得は必須だが、内輪や接待のエンジョイゴルフなら、ルールなど大きな問題ではない。

お金かかるのでは?

お金に関しては、注意しないと、確かに莫大にかかる。

道具が高い?

まずは道具が高いというイメージがあるかと思う。確かに、最新モデルのアイアンセットは10万くらいするし、ドライバーも1本8万とかする。パターも新品なら安くても2万くらいする。これらは、最新モデルや新品だから、メチャメチャ高いのだ。
そのため、数年前の型落ちモデルを中古で買う、というのが現実的な線となる。この場合は、アイアンセットなら2万、ドライバーも1~2万、パターも5000円とかで集められる。この他にシューズやウェアも入ってくるが、それらは各1万くらいだ。
ただし、中古アイアンもドライバーも数が膨大で、どうすればよいかわからないと思う。この選び方も別記事で解説したいと思う。

練習代

次に練習代もかかる。しかし、これは練習場選びが非常に大切だ。メチャメチャ高い練習場も存在するから、通える圏内で安い練習場をしっかり探そう。また時間帯によって安くなったりするから、安く練習する努力は怠らないようにしたい。これをおろそかにするとものすごい速さで金が減る。

プレー代

もっともお金がかかるというイメージがあるプレー代。これは確かにかかる。特にハイシーズンである春や秋の土日は、名門ゴルフ場で3万、リーズナブルなところでも1.5万くらいはする。さらに遠方なら高速道路代もかかる。
やっぱり金かかるじゃねーか!と思うかもしれないが、これはピーク時の料金だ。まず、名門ゴルフ場は自腹で行かないこと。ハイシーズンは、逆に自重するること(そのうち行きたくなっちゃうが)。
次に、土日を避ける。有給取得して平日に行くと、休日の半額に近いプレーフィで回れるし、コース内部も渋滞していない。
高速道路代についても、ちょっと早起きして、高速道路を使う区間を減らす。これらの施策を行えば費用の削減は可能だ。
有給とってゴルフ行くなんて…と思うかもしれないが、それはガラパゴス化学業界だから、認められる。むしろ感心される。
会社の付き合いで秋にコンペがある、という場合もあるだろうがあっても年に1回とかであろうし、会社の補助が出たりする。積み立てもあるだろう。後述するがこの舞台で力を示すことが目的となる。

ゴルフのメリット

前章でゴルフに対する敷居の高さを少し軽減できたかと思う。次に、ゴルフをやることのメリットを列挙していく。

オッサンとの共通言語になる

あなたはもちろん日本語が話せるだろう。しかし、職場のオッサンと仕事以外の会話ができるだろうか?特にエラい人と、天気の話以外ができるだろうか?会話の基本は、相手の興味関心のあることに標準を合わせることだ。相手が関心のない話題は無意味だから、それを探りつつ会話をしていくのだが、多くのオッサン特にエラい人に幅広く有効な話題がゴルフなのだ。つまり、共通の言語としての汎用性が高い。もちろんオッサン達には釣りが好きなオッサンもいるし、登山やバイクにハマっているオッサンもいる。これらにはまた個別に対応していく必要があるのだが、まずは基本のゴルフを共通言語として修得しよう。繰り返すが汎用性が高い。
小学生のころ、クラスの皆がポケモンをやっていた。共通の趣味だ。もしポケモンをやっていなかったら、友達になれなかっただろう。別にポケモンだけじゃなくて、流行の漫画やスポーツなど、とにかく「共通の話題」がなければ人は表面的なコミュニケーションしか取れないのだ。日本語が話せるけど、人と仲良くなれない人は、この「共通言語」を軽視している。逆に、人と仲良くなるのが上手い人はこの「共通言語」の重要性に気が付いており、この言語を増やすための情報収集や活動に余念がない。このことについては営業技術のブログ(鋭意製作中)で詳しく述べようと思う。

大人が集まってする遊びは少ない

大の大人が数人で集まって「遊ぶ」となれば、これはもう酒を飲むか、麻雀するか、ゴルフするかくらいしかない。もちろん他にも釣りや登山もあるが、大体は酒か麻雀かゴルフだ。オッサンになると、それくらいしか人と集まってする「遊び」は無い。人と何かを一緒にする、というのは歳を取ればとるほど、少なくなっていく。ラウンドワンでボーリングやダーツに興じるオッサン集団はいないだろう。特に、ある程度のお金の余裕があり、会社内での地位もあるオッサンは、大体がゴルフ場にいるものである。
ただ、もしかしたら30年後はゴルフでの接待ではなくてモンハン(しかもポータブル2Gとか)で接待する可能性が全然あると思う。ゴルフもモンハンと本質は同じだ。皆で楽しむものだ。

上手くなると一目置かれる

まず、若者でゴルフをするものが少ないので、始めるだけで大きく一歩抜きん出る。しかし、はじめたはいいものの、全然練習せず、ずっと上達しない人も多い。だが、これが普通だ。スコア100が切れないゴルファーがほとんどというデータもある中で、100切りを果たし90前後で回る若手は、間違いなく目立つ。ヘタクソは呼ばれない、エラい人達のゴルフに誘われるようになる。
もちろん最初は、急な欠員が出て、誰かいないか、という場面で始まる。そこでスコア120とかでは絶対に誘われない。エラくて上手い人は100切りできている人がほとんどだから、ヘタクソは参加資格が無い。そこで90台の若者にチャンスが巡ってくるのだ。
別に、それに参加したからと言ってすぐに昇給したりするわけではない。だが、来るべき時が来たときに、その「思い出」は必ずプラスに働く。同い年くらいの同僚が並んでいる中から、エラい人は誰を引き上げるか決める。その時に、各人の実績に大きな差がなく、誰でもいいや的な状況であれば間違いなくゴルフを一緒にプレーした者が選ばれる。
なぜなら、ゴルフで100を切ることがどれだけ難しいのかを、エラい人は知っているからだ。そして共にプレーしたときのマナーや気遣い、プレーに対する考え方、ピンチのしのぎ方、失敗した後の建て直し、などなど、よく「ゴルフは人間性が見える」というがそういう印象を持っているのである。ゴルフを上達するための努力ができて、ゴルフによってメンタルを鍛えられている人材。また、共通言語がありコミュニケーションが取れる、一緒に遊んだ友達となれば、その者を選ぶ理由としては十分であろう。むしろエラいオッサン達は「ゴルフごときができないやつに、でかい仕事なんてできるわけない」とすら思っている。
なぜゴルフでメンタルが鍛えられるのか、仕事に結びつくのかも、今後詳しく解説していく(鋭意製作中)。

サル山を制圧できる

さらに会社コンペで優勝したりして己が力を示すことで、そこに序列が生まれる。非常に不思議なことだが、どんなゴルファーにもプライドがあり、スコアで勝った負けたはメンタルの奥底に非常に響くようだ。たとえ110台のオッサンでも、勝った負けたはある。しかも、ハンデキャップなしのすっぴんのスコア(グロススコアという)で負けると、動物として負けた気になるのであろう。変な小言を言われなくなる。ゴルフでやっつけると、そこに不思議な順序ができるのだ。オスとしての順序なのかもしれない。たとえ会社組織での役職が上であっても「ゴルフで負けた」という事実は、かなり効くようだ。これを利用することで、さらにサボリーマンを強化していくことができて労働環境が快適になる。
仕事での成果ももちろん大事だが、それが大きく作用しない環境においてはゴルフで精神的に制圧するという技が重要だ。営業成績がガリゴリに重視されるブラック企業においては仕事の成果は有効だが、僕の推奨する「儲かっている化学メーカー」においては仕事の成果はあまり差がつかない。だからこそゴルフでやっつけるのだ。

生涯の友として

最後に、会社の偉い人が隠退するときに言っていた名言を紹介しよう。
「ゴルフをやっていて良かったなあと思う。仕事でも使えたし、何より友達がたくさんできた。仕事は引退するけど、これからはゴルファーとして頑張っていこうと思う」
僕も、ゴルフは一生打ち込むに値するいい趣味だと思う。ゴルフは少し油断すると、途端にスコアが悪くなる油断ならないスポーツだ。風による運などもある。なかなか思い通りに行かない。だから面白い。
コースは国内にもものすごい数があるし、地場産業だ。先述のように、趣味を共にするお友達とも出会える。70歳近くなっても楽しめるスポーツは多くはない。
若い人が忌避するゴルフ。あえて取り組むことによって、差をつけてみてはいかがだろうか。